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お知らせ
ハリス理化学研究所 鈴木祐太助教らのCO2を原料としたアセチレン合成に関する論文がACS Sustainable Chemistry & Engineering誌に掲載されました。
2024年2月29日 更新
アセチレンは溶接剤や合成樹脂の出発物質など用途の広い炭化水素です。しかし、その原料は化石燃料が使用されてきました。今回、鈴木先生らは、原料に二酸化炭素(CO2)と水(H2O)のみを用いた新しいアセチレンの合成ルートを発見しました。塩を高温下で融解した“溶解塩”を電解質として用い、下記の電気化学反応を引き起こすことで合成を可能としています。
2CO2 + H2O → C2H2(アセチレン)+ 5/2O2
本研究成果は、グリーンケミストリー系国際誌ACS Sustainable Chemistry & Engineeringに2024年1月25日付で掲載されました。なお、鈴木先生を筆頭著者としたTOP10%ジャーナルへの掲載は、本年度2回目です。
論文題目
New Route of Acetylene Synthesis via Electrochemical Formation of Metal Carbides from CO2 in Chloride Melts
筆頭著者
鈴木 祐太(ハリス理化学研究所 助教)
責任著者
後藤 琢也(理工学部 教授)
関連情報 | New Route of Acetylene Synthesis via Electrochemical Formation of Metal Carbides from CO2 in Chloride Melts |
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